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Abraam
アブラアム
アブラハム
C・年間・26
アブラハム(ヘブライ語で「多くの者の父」の意)
(a)イエスの系図の中で
▼マタ一1 【アブラハム】の子ダビデの子、イエス・キリストの系図。
▼マタ一2 【アブラハム】はイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、
▼マタ一17 こうして、全部合わせると、【アブラハム】からダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。
▼ルカ三34 ヤコブ、イサク、【アブラハム】、テラ、ナホル、
(b)イスラエル民族の父、また真のイスラエルであるキリスト信者の父
▼マタ三9 『我々の父は【アブラハム】だ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石からでも、【アブラハム】の子たちを造り出すことがおできになる。
▼ルカ一73 これは我らの父【アブラハム】に立てられた誓い。こうして我らは、
▼ルカ三8 悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父は【アブラハム】だ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、【アブラハム】の子たちを造り出すことがおできになる。
▼ヨハ八39 彼らが答えて、「わたしたちの父は【アブラハム】です」と言うと、イエスは言われた。「【アブラハム】の子なら、【アブラハム】と同じ業をするはずだ。
▼ヨハ八53 わたしたちの父【アブラハム】よりも、あなたは偉大なのか。彼は死んだではないか。預言者たちも死んだ。いったい、あなたは自分を何者だと思っているのか。」
▼ヨハ八56 あなたたちの父【アブラハム】は、わたしの日を見るのを楽しみにしていた。そして、それを見て、喜んだのである。」
▼使七2 そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。わたしたちの父【アブラハム】がメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、
▼ロマ四1 では、肉によるわたしたちの先祖【アブラハム】は何を得たと言うべきでしょうか。
▼ヤコ二21 神がわたしたちの父【アブラハム】を義とされたのは、息子のイサクを祭壇の上に献げるという行いによってではなかったですか。
(c)そこで、イスラエル人達は「アブラハムの子孫」と呼ばれる
▼ヨハ八33 すると、彼らは言った。「わたしたちは【アブラハム】の子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」
▼ヨハ八37 あなたたちが【アブラハム】の子孫だということは、分かっている。だが、あなたたちはわたしを殺そうとしている。わたしの言葉を受け入れないからである。
▼ロマ九7 また、【アブラハム】の子孫だからといって、皆がその子供ということにはならない。かえって、「イサクから生まれる者が、あなたの子孫と呼ばれる。」
▼ロマ一一1 では、尋ねよう。神は御自分の民を退けられたのであろうか。決してそうではない。わたしもイスラエル人で、【アブラハム】の子孫であり、ベニヤミン族の者です。
▼2コリ一一22 彼らはヘブライ人なのか。わたしもそうです。イスラエル人なのか。わたしもそうです。【アブラハム】の子孫なのか。わたしもそうです。
▼ガラ三29 あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、【アブラハム】の子孫であり、約束による相続人です。
▼ヘブ二16 確かに、イエスは天使たちを助けず、【アブラハム】の子孫を助けられるのです。
(d)約束の担い手として
▼使三25 あなたがたは預言者の子孫であり、神があなたがたの先祖と結ばれた契約の子です。『地上のすべての民族は、あなたから生まれる者によって祝福を受ける』と、神は【アブラハム】に言われました。
▼使七17 神が【アブラハム】になさった約束の実現する時が近づくにつれ、民は増え、エジプト中に広がりました。
▼ロマ四13 神は【アブラハム】やその子孫に世界を受け継がせることを約束されたが、その約束は、律法に基づいてではなく、信仰による義に基づいてなされたのです。
▼ガラ三8 聖書は、神が異邦人を信仰によって義となさることを見越して、「あなたのゆえに異邦人は皆祝福される」という福音を【アブラハム】に予告しました。
▼ガラ三14 それは、【アブラハム】に与えられた祝福が、キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶためであり、また、わたしたちが、約束された″霊″を信仰によって受けるためでした。
▼ガラ三16 ところで、【アブラハム】とその子孫に対して約束が告げられましたが、その際、多くの人を指して「子孫たちとに」とは言われず、一人の人を指して「あなたの子孫とに」と言われています。この「子孫」とは、キリストのことです。
▼ガラ三18 相続が律法に由来するものなら、もはや、それは約束に由来するものではありません。しかし神は、約束によって【アブラハム】にその恵みをお与えになったのです。
▼ヘブ六13 神は、【アブラハム】に約束をする際に、御自身より偉大な者にかけて誓えなかったので、御自身にかけて誓い、
(e)その信仰が強調されて
▼ロマ四3 聖書には何と書いてありますか。「【アブラハム】は神を信じた。それが、彼の義と認められた」とあります。
▼ロマ四9 では、この幸いは、割礼を受けた者だけに与えられるのですか。それとも、割礼のない者にも及びますか。わたしたちは言います。「【アブラハム】の信仰が義と認められた」のです。
▼ロマ四12 更にまた、彼は割礼を受けた者の父、すなわち、単に割礼を受けているだけでなく、わたしたちの父【アブラハム】が割礼以前に持っていた信仰の模範に従う人々の父ともなったのです。
▼ロマ四16 従って、信仰によってこそ世界を受け継ぐ者となるのです。恵みによって、【アブラハム】のすべての子孫、つまり、単に律法に頼る者だけでなく、彼の信仰に従う者も、確実に約束にあずかれるのです。彼はわたしたちすべての父です。
直訳ー「[すべての子孫、…]アブラハムの[信仰に従う者も]」
▼ガラ三6 それは、「【アブラハム】は神を信じた。それは彼の義と認められた」と言われているとおりです。
▼ガラ三9 それで、信仰によって生きる人々は、信仰の人【アブラハム】と共に祝福されています。
▼ヤコ二23 「【アブラハム】は神を信じた。それが彼の義と認められた」という聖書の言葉が実現し、彼は神の友と呼ばれたのです。
(f)アブラハムは、来世では卓越した席を占めている
▼ルカ一六22 やがて、この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいる【アブラハム】のすぐそばに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。
▼ルカ一六23 そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、宴席で【アブラハム】とそのすぐそばにいるラザロとが、はるかかなたに見えた。
▼ルカ一六24 そこで、大声で言った。『父【アブラハム】よ、わたしを憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでしまいます。』
▼ルカ一六25 しかし、【アブラハム】は言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。
▼ルカ一三28 あなたがたは、【アブラハム】、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分は外に投げ出されることになり、そこで泣きわめいて歯ぎしりする。
(g)神が「アブラハム、イサク、ヤコブの神」として示される
▼マタ二二32 『わたしは【アブラハム】の神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」
▼マコ一二26 死者が復活することについては、モーセの書の『柴』の個所で、神がモーセにどう言われたか、読んだことがないのか。『わたしは【アブラハム】の神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。
▼ルカ二〇37 死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、主を【アブラハム】の神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、示している。
▼使三13 【アブラハム】の神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光をお与えになりました。ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。
▼使七32 『わたしは、あなたの先祖の神、【アブラハム】、イサク、ヤコブの神である』と。モーセは恐れおののいて、それ以上見ようとはしませんでした。
(h)イサク、ヤコブと共に、天の国で宴会の席に着く
▼マタ八11 言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国で【アブラハム】、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。
[バウワーが分類しなかった用例]
◆ルカ一55 わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
【アラブハム】とその子孫に対してとこしえに。」
◆ルカ一三16 この女は【アブラハム】の娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったか。」
◆ルカ一六29 しかし、【アブラハム】は言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』
◆ルカ一六30 金持ちは言った。『いいえ、父【アブラハム】よ、もし、死んだ者の中からだれかが兄弟のところに行ってやれば、悔い改めるでしょう。』
◆ルカ一九9 イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人も【アブラハム】の子なのだから。
◆ヨハ八40 ところが、今、あなたたちは、神から聞いた真理をあなたたちに語っているこのわたしを、殺そうとしている。【アブラハム】はそんなことはしなかった。
◆ヨハ八52 ユダヤ人たちは言った。「あなたが悪霊に取りつかれていることが、今はっきりした。【アブラハム】は死んだし、預言者たちも死んだ。ところが、あなたは、『わたしの言葉を守るなら、その人は決して死を味わうことがない』と言う。
◆ヨハ八57 ユダヤ人たちが、「あなたは、まだ五十歳にもならないのに、【アブラハム】を見たのか」と言うと、
◆ヨハ八58 イエスは言われた。「はっきり言っておく。【アブラハム】が生まれる前から、『わたしはある。』」
◆使七16 シケムに移され、かつて【アブラハム】がシケムでハモルの子らから、幾らかの金で買っておいた墓に葬られました。
◆使一三26 兄弟たち、【アブラハム】の子孫の方々、ならびにあなたがたの中にいて神を畏れる人たち、この救いの言葉はわたしたちに送られました。
◆ロマ四2 もし、【彼】が行いによって義とされたのであれば、誇ってもよいが、神の前ではそれはできません。
◆ガラ三7 だから、信仰によって生きる人々こそ、【アブラハム】の子であるとわきまえなさい。
◆ガラ四22【 アブラハム】には二人の息子があり、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身の女から生まれたと聖書に書いてあります。
◆ヘブ七1 このメルキゼデクはサレムの王であり、いと高き神の祭司でしたが、王たちを滅ぼして戻って来た【アブラハム】を出迎え、そして祝福しました。
◆ヘブ七2 【アブラハム】は、メルキゼデクにすべてのものの十分の一を分け与えました。メルキゼデクという名の意味は、まず「義の王」、次に「サレムの王」、つまり「平和の王」です。
◆ヘブ七4 この人がどんなに偉大であったかを考えてみなさい。族長である【アブラハム】さえ、最上の戦利品の中から十分の一を献げたのです。
◆ヘブ七5 ところで、レビの子らの中で祭司の職を受ける者は、同じ【アブラハム】の子孫であるにもかかわらず、彼らの兄弟である民から十分の一を取るように、律法によって命じられています。
◆ヘブ七6 それなのに、レビ族の血統以外の者が、【アブラハム】から十分の一を受け取って、約束を受けている者を祝福したのです。
◆ヘブ七9 そこで、言ってみれば、十分の一を受けるはずのレビですら、【アブラハム】を通して十分の一を納めたことになります。
◆ヘブ一一8 信仰によって、【アブラハム】は、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。
◆ヘブ一一17 信仰によって、【アブラハム】は、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受けていた者が、独り子を献げようとしたのです。
◆1ペト三6 たとえばサラは、【アブラハム】を主人と呼んで、彼に服従しました。あなたがたも、善を行い、また何事も恐れないなら、サラの娘となるのです。
直訳ー「[…サラは、]アブラハムに[服従しました。彼を主人と呼んで。]」