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aphesis
  アフェシス
    解放・免除・赦し

C改・主の昇天間


(1)捕われた状態からの「解放」
(a)一般的に
▼ルカ四18a・b 「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に【解放】を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を【自由】にし、
▼バルナバの手紙 三3
▼バルナバの手紙 一四9

(2)義務の「免除」、罰や罪の「赦し」
(a)名詞ハマルティアー〈罪〉の複数属格を伴って、「罪の赦し」、すなわち罪がもたらす責めを取り除くこと
▼マタ二六28 これは、罪が【赦されるように】、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。
  注― 前置詞エイスと共に
▼マコ一4 洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の【赦し】を得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。
▼ルカ一77 主の民に罪の【赦し】による救いを知らせるからである。
▼ルカ三3 そこで、ヨハネはヨルダン川沿いの地方一帯に行って、罪の【赦し】を得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。
▼ルカ二四47 また、罪の【赦し】を得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、
▼使二38 すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を【赦していただきなさい】。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
  注― 前置詞エイスと共に
▼使五31 神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を【赦すために】、この方を導き手とし、救い主として、御自分の右に上げられました。
  注― 動詞ディドーミ〈与える〉と共に、「赦しを与える」
▼使十43 また預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の【赦し】が受けられる、と証ししています。」
  注― 動詞ラムバノーと共に、「赦しを受ける」
▼使一三38 だから、兄弟たち、知っていただきたい。この方による罪の【赦し】が告げ知らされ、また、あなたがたがモーセの律法では義とされえなかったのに、
▼使二六18 それは、彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち帰らせ、こうして彼らがわたしへの信仰によって、罪の【赦し】を得、聖なる者とされた人々と共に恵みの分け前にあずかるようになるためである。』」
▼コロ一14 わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の【赦し】を得ているのです。
▼バルナバの手紙 五1
▼バルナバの手紙 六11
▼バルナバの手紙 八3
▼バルナバの手紙 一一1
▼バルナバの手紙 一六8
▼ヘルマスの牧者第四のいましめ 三1以下
▼パウロ行伝 二30
(b)名詞パラプトーマ〈罪〉の複数属格を伴って
▼エフェ一7 わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を【赦されました】。これは、神の豊かな恵みによるものです。
  注― 動詞エコー〈持つ〉と共に
(c)名詞パラプトーマの複数与格を伴って、「罪に対する赦し」
▼ヘルマスの牧者第四のいましめ 四4
(d)単独で使われて、同じ意味を表す
▼マコ三29 しかし、聖霊を冒涜する者は永遠に【赦され】ず、永遠に罪の責めを負う。」
  注― 動詞エコー〈持つ〉と共に
▼ヘブ九22 こうして、ほとんどすべてのものが、律法に従って血で清められており、血を流すことなしには【罪の赦し】はありえないのです。
▼ヘブ十18 罪と不法の【赦し】がある以上、罪を贖うための供え物は、もはや必要ではありません。
(e)「中性冠詞+属格の冠詞+属格形」で、「罪の赦しのために捧げられるもの」
▼ヤコブ原福音書 一1
(f)「誰かのために赦しを願う」
▼1クレメンス 五三5