1514

didachee
  ディダケー
    教育活動・教え

B・年間・4


(1)教える行為を表して、「教育」
(a)「教えという方法」を使って
▼1コリ一四6 だから兄弟たち、わたしがあなたがたのところに行って異言を語ったとしても、啓示か知識か預言か【教え】かによって語らなければ、あなたがたに何の役に立つでしょう。 
▼2テモ四2 御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に【教えるのです】。
       直訳ー[あらゆる忍耐と]教え[において、…励ましなさい]」 
▼マコ四2 イエスはたとえでいろいろと教えられ、その中で次のように言われた。
       注ー訳出なし。直訳ー「[彼は彼らにその]教え[の中で言った]」 
▼マコ一二38 イエスは【教え】の中でこう言われた。「律法学者に気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ることや、広場で挨拶されること、

(2)教えられる内容を表して、「教え」
(a)ファリサイ派とサドカイ派による「教え」
▼マタ一六12 そのときようやく、弟子たちは、イエスが注意を促されたのは、パン種のことではなく、ファリサイ派とサドカイ派の人々の【教え】のことだと悟った。 
(b)イエスによる「教え」
▼ヨハ七16・17 イエスは答えて言われた。「わたしの【教え】は、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである。注−第2者、第3者は補足 
▼この方の御心を行おうとする者は、わたしの【教え】が神から出たものか、わたしが勝手に話しているのか、分かるはずである。
▼ヨハ一八19 大祭司はイエスに弟子のことや【教え】について尋ねた。 
(c)使徒による「教え」
▼使二42 彼らは、使徒の【教え】、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 
▼使五28 「あの名によって教えてはならないと、厳しく命じておいたではないか。それなのに、お前たちはエルサレム中に自分の【教え】を広め、あの男の血を流した責任を我々に負わせようとしている。」
▼使一三12 総督はこの出来事を見て、主の【教え】に非常に驚き、信仰に入った。
▼ロマ一六17 兄弟たち、あなたがたに勧めます。あなたがたの学んだ【教え】に反して、不和やつまずきをもたらす人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい。  
▼1コリ一四26 兄弟たち、それではどうすればよいだろうか。あなたがたは集まったとき、それぞれ詩編の歌をうたい、【教え】、啓示を語り、異言を語り、それを解釈するのですが、すべてはあなたがたを造り上げるためにすべきです。 
▼2ヨハ9・10 だれであろうと、キリストの【教え】を越えて、これにとどまらない者は、神に結ばれていません。その【教え】にとどまっている人にこそ、御父も御子もおられます。  
▼この【教え】を携えずにあなたがたのところに来る者は、家に入れてはなりません。挨拶してもなりません。
▼黙二24 ティアティラの人たちの中にいて、この女の【教え】を受け入れず、サタンのいわゆる奥深い秘密を知らないあなたがたに言う。わたしは、あなたがたに別の重荷を負わせない。  
▼ディダケーの表題一3 
▼ディダケーの表題二1 
▼ディダケーの表題六1 
▼ディダケーの表題一一2 
▼バルナバの手紙九9 
▼バルナバの手紙一六9 
▼バルナバの手紙一八1 
(d)前置詞カタ〈従って〉の目的語として、「教えに従って」
▼テト一9 【教え】に適う信頼すべき言葉をしっかり守る人でなければなりません。そうでないと、健全な教えに従って勧めたり、反対者の主張を論破したりすることもできないでしょう。
(e)名詞バプティスモス〈洗礼〉を伴って、「洗礼についての教え」
▼ヘブ六1・2 だからわたしたちは、死んだ行いの悔い改め、神への信仰、種々の洗礼についての【教え】、手を置く儀式、死者の復活、永遠の審判などの基本的な教えを学び直すようなことはせず、キリストの教えの初歩を離れて、成熟を目指して進みましょう。注ー使用一回。 
(f)名詞テュポス〈型〉と共に、「(キリスト教という)教えの型」
▼ロマ六17 しかし、神に感謝します。あなたがたは、かつては罪の奴隷でしたが、今は伝えられた【教え】の規範を受け入れ、それに心から従うようになり、
(g)容詞カイノス〈新しい〉と共に、「新しい教え」
▼マコ一27 人々は皆驚いて、論じ合った。「これはいったいどういうことなのだ。権威ある新しい【教え】だ。この人が汚れた霊に命じると、その言うことを聴く。」  
▼使一七19 そこで、彼らはパウロをアレオパゴスに連れて行き、こう言った。「あなたが説いているこの新しい【教え】がどんなものか、知らせてもらえないか。 
(h)名詞アフサルシアス〈不滅〉を伴って、「不滅を保証する教え」
▼イグナティオスの手紙
       マグネシアのキリスト者へ 六2 
(i)偽りの教えを表して
▼黙二14・15 しかし、あなたに対して少しばかり言うべきことがある。あなたのところには、バラムの【教え】を奉ずる者がいる。バラムは、イスラエルの子らの前につまずきとなるものを置くようにバラクに教えた。それは、彼らに偶像に献げた肉を食べさせ、みだらなことをさせるためだった。
▼同じように、あなたのところにもニコライ派の【教え】を奉ずる者たちがいる。
▼ヘブ一三9 いろいろ異なった【教え】に迷わされてはなりません。食べ物ではなく、恵みによって心が強められるのはよいことです。食物の規定に従って生活した者は、益を受けませんでした。 
[悪い教え]
▼イグナティオスの手紙
       エフェソのキリスト者へ 九1 
[奇妙な教え、愚かな教え]
▼ヘルマスの牧者第八のたとえ六5 
[邪悪の天使の教え]
▼ヘルマスの牧者六のいましめ二7

(3)以下の箇所は、(1)と(2)のどちらの意味も可能である。
▼マタ七28 イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその【教え】に非常に驚いた。 
▼マタ二二33 群衆はこれを聞いて、イエスの【教え】に驚いた。  
▼マコ一22 人々はその【教え】に非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。 
▼マコ一一18 祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その【教え】に打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。  
▼ルカ四32 人々はその【教え】に非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。