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galilaiaa
ガリライアー
ガリラヤ
B・年間・17
ガリラヤ
(輪、地方を意味する「ガーリール」が語源。バビロン捕囚後は、シリア、シドン、ティルス、プトレマイス、カルメル山、イズレエル平原、ヨルダン川によって境界が区切られるパレスチナの北方地域を指す。北ガリラヤと南ガリラヤに分かれていた。しかしヘロデ大王の死後、紀元前4年から紀元後39年まで、ガリラヤは四分領の一つとしてヘロデ・アンティパスの領地に属した)
(a)サマリアと一緒に言及されて
▼ルカ一七11 イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアと【ガリラヤ】の間を通られた。
▼使九31 こうして、教会はユダヤ、【ガリラヤ】、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。
(b)デカポリスと一緒に
▼マタ四25 こうして、【ガリラヤ】、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、ヨルダン川の向こう側から、大勢の群衆が来てイエスに従った。
(c)ユダヤと一緒に
▼ルカ五17 ある日のこと、イエスが教えておられると、ファリサイ派の人々と律法の教師たちがそこに座っていた。この人々は、【ガリラヤ】とユダヤのすべての村、そしてエルサレムから来たのである。主の力が働いて、イエスは病気をいやしておられた。
▼使九31 こうして、教会はユダヤ、【ガリラヤ】、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。 ((a)を参照)
▼ヨハ四47 この人は、イエスがユダヤから【ガリラヤ】に来られたと聞き、イエスのもとに行き、カファルナウムまで下って来て息子をいやしてくださるように頼んだ。息子が死にかかっていたからである。
▼ヨハ四54 これは、イエスがユダヤから【ガリラヤ】に来てなされた、二回目のしるしである。
(d)場所の名前を限定するために使われる
[ガリラヤのナザレ]
▼マタ二一11 そこで群衆は、「この方は、【ガリラヤ】のナザレから出た預言者イエスだ」と言った。
▼マコ一9 そのころ、イエスは【ガリラヤ】のナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。
[ガリラヤのカナ]
▼ヨハ二1 三日目に、【ガリラヤ】のカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。
▼ヨハ二11 イエスは、この最初のしるしを【ガリラヤ】のカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。
▼ヨハ四46 イエスは、再び【ガリラヤ】のカナに行かれた。そこは、前にイエスが水をぶどう酒に変えられた所である。さて、カファルナウムに王の役人がいて、その息子が病気であった。
▼ヨハ二一2 シモン・ペトロ、ディディモと呼ばれるトマス、【ガリラヤ】のカナ出身のナタナエル、ゼベダイの子たち、それに、ほかの二人の弟子が一緒にいた。
[ガリラヤのベトサイダ]
▼ヨハ一二21 彼らは、【ガリラヤ】のベトサイダ出身のフィリポのもとへ来て、「お願いです。イエスにお目にかかりたいのです」と頼んだ。
[ガリラヤの湖(海)](ティベリアの湖とも、ゲネサレの湖とも呼ばれる)
▼マタ四18 イエスは、【ガリラヤ】湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。
▼マタ一五29 イエスはそこを去って、【ガリラヤ】湖のほとりに行かれた。そして、山に登って座っておられた。
▼マコ一16 イエスは、【ガリラヤ】湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。
▼マコ七31 それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、【ガリラヤ】湖へやって来られた。
▼ヨハ六1 その後、イエスは【ガリラヤ】湖、すなわちティベリアス湖の向こう岸に渡られた。
[ガリラヤ地方]
▼マタ二22 しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、【ガリラヤ】地方に引きこもり、
[ガリラヤの周辺地域]
▼マコ一28 イエスの評判は、たちまち【ガリラヤ】地方の隅々にまで広まった。
(e)福音書以外では次の箇所にのみ現れる
▼使九31 こうして、教会はユダヤ、【ガリラヤ】、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。 ((a)・(c)を参照)
▼使十37 あなたがたはご存じでしょう。ヨハネが洗礼を宣べ伝えた後に、【ガリラヤ】から始まってユダヤ全土に起きた出来事です。
▼使一三31 このイエスは、御自分と一緒に【ガリラヤ】からエルサレムに上った人々に、幾日にもわたって姿を現されました。その人たちは、今、民に対してイエスの証人となっています。
[バウワーが分類していない箇所]
◆マタ三13 そのとき、イエスが、【ガリラヤ】からヨルダン川のヨハネのところへ来られた。彼から洗礼を受けるためである。
◆マタ四12 イエスは、ヨハネが捕らえられたと聞き、【ガリラヤ】に退かれた。
◆マタ四15 「ゼブルンの地とナフタリの地、
湖沿いの道、ヨルダン川のかなたの地、
異邦人の【ガリラヤ】、
◆マコ一14 ヨハネが捕らえられた後、イエスは【ガリラヤ】へ行き、神の福音を宣べ伝えて、
◆ルカ四14 イエスは“霊”の力に満ちて【ガリラヤ】に帰られた。その評判が周りの地方一帯に広まった。
◆マタ四23 イエスは【ガリラヤ】中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。
◆マタ一七22 一行が【ガリラヤ】に集まったとき、イエスは言われた。「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。
◆マコ九30 一行はそこを去って、【ガリラヤ】を通って行った。しかし、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。
◆マタ一九1 イエスはこれらの言葉を語り終えると、【ガリラヤ】を去り、ヨルダン川の向こう側のユダヤ地方に行かれた。
◆マタ二六32 しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先に【ガリラヤ】へ行く。」
◆マコ一四28 しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先に【ガリラヤ】へ行く。」
◆マタ二七55 またそこでは、大勢の婦人たちが遠くから見守っていた。この婦人たちは、【ガリラヤ】からイエスに従って来て世話をしていた人々である。
◆マコ一五41 この婦人たちは、イエスが【ガリラヤ】におられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。
◆ルカ二三49 イエスを知っていたすべての人たちと、【ガリラヤ】から従って来た婦人たちとは遠くに立って、これらのことを見ていた。
◆マタ二八7 それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先に【ガリラヤ】に行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」
◆マタ二八10 イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちに【ガリラヤ】へ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」
◆マコ一六7 さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。『あの方は、あなたがたより先に【ガリラヤ】へ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」
◆ルカ二四6 あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだ【ガリラヤ】におられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。
◆マタ二八16 さて、十一人の弟子たちは【ガリラヤ】に行き、イエスが指示しておかれた山に登った。
◆ルカ四31 イエスは【ガリラヤ】の町カファルナウムに下って、安息日には人々を教えておられた。
◆マコ一39 そして、【ガリラヤ】中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。
◆マコ三7 イエスは弟子たちと共に湖の方へ立ち去られた。【ガリラヤ】から来たおびただしい群衆が従った。また、ユダヤ、
◆マコ六21 ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、【ガリラヤ】の有力者などを招いて宴会を催すと、
◆ルカ一26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレという【ガリラヤ】の町に神から遣わされた。
◆ルカ二4 ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、【ガリラヤ】の町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
◆ルカ二39 親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町である【ガリラヤ】のナザレに帰った。
◆ルカ三1 皇帝ティベリウスの治世の第十五年、ポンティオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデが【ガリラヤ】の領主、その兄弟フィリポがイトラヤとトラコン地方の領主、リサニアがアビレネの領主、
◆ルカ八26 一行は、【ガリラヤ】の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。
◆ルカ二三5 しかし彼らは、「この男は、【ガリラヤ】から始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張った。
◆ルカ二三55 イエスと一緒に【ガリラヤ】から来た婦人たちは、ヨセフの後について行き、墓と、イエスの遺体が納められている有様とを見届け、
◆ヨハ一43 その翌日、イエスは、【ガリラヤ】へ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「わたしに従いなさい」と言われた。
◆ヨハ四3 ユダヤを去り、再び【ガリラヤ】へ行かれた。
◆ヨハ四43 二日後、イエスはそこを出発して、【ガリラヤ】へ行かれた。
◆ヨハ四45 【ガリラヤ】にお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。
◆ヨハ七1 その後、イエスは【ガリラヤ】を巡っておられた。ユダヤ人が殺そうとねらっていたので、ユダヤを巡ろうとは思われなかった。
◆ヨハ七9 こう言って、イエスは【ガリラヤ】にとどまられた。
◆ヨハ七41 「この人はメシアだ」と言う者がいたが、このように言う者もいた。「メシアは【ガリラヤ】から出るだろうか。
◆ヨハ七52 彼らは答えて言った。「あなたも【ガリラヤ】出身なのか。よく調べてみなさい。【ガリラヤ】からは預言者の出ないことが分かる。」